くすのき
2011年09月11日
日中はまだまだ陽射しがキラキラして暑いですが
夜は少しづつ過ごしやすくなってきましたね
さて今回は当工房で使用する材料の話です
県産材の中で良く使われるのは、琉球松、センダンなどがありますが
w.worksではくすのきを最も多く使います
くすのきは楠又は樟と書きますが
主に関東より西に生える常緑広葉樹です
15m以上の大木になり、木肌は緻密で耐湿耐久性に優れます
刃当たりもよく、昔から彫刻材としても活用されています
特に赤身の所はあぶらものり、刃物を当てるとしっとりとした艶がでてきます
材や葉には樟脳が含まれ香が良いことが知られています
鉋掛けなどの加工中は工房内が芳香に満たされますが
削られることによって出てくる香りは淡く消えます
存分に楽しみたい方には沖縄市のくすのき通りが宜しいです
生木の香りはみずみずしく
涼やかな柑橘系の香りがあたりに漂い気持ちのよい場所です
特に三、四月の新緑の頃はすばらしく、体中が香りに染まるようです
車で通る際は是非窓をあけてみてくださいね
Posted by woodworks at 14:28│Comments(0)
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